MR(複合現実)をスマホ1台で!「Forge」はMRのプラットフォームとなるか!?
- アメリカの企業 Abound Labsが「Forge」のデモビデオを公開
- 「Forge」はMR(複合現実感)を1台のスマホだけで実現するというもの
- スマホのカメラを使用するだけで他にハードウェアやマーカーなどは必要としない技術だという
Forgeはモバイル機器向けの最初のMR(複合現実)プラットフォームとなる
まずは観てほしい。
これはアメリカ、ニューヨークのAbound Labsが公開した「Forge」のデモビデオで、現実空間と仮想空間を合成させる、MR(複合現実感)を1台のスマートフォンだけで実現するという内容だ。
公開されたデモは、GoogleのスマートフォンPixelでリアルタイムに撮影、処理されたもので、撮影後のポストプロ処理やCGIの追加などは行われていないとのこと。
また、カメラを使用し位置をトラッキングするだけで、スマートフォン以外のハードウェアを必要せず、面計測のためのマーカーを必要としないという技術。
公開された映像のナレーションをざっくりと意訳してみた
(映像中の解説を意訳)
Forgeはスマートフォンのカメラを使用し、被写体の位置を追跡すると、アプリ内で周囲の3Dモデルをリアルタイムで構築します。
追加のハードウェア、トラッキングマーカー、またはケーブルを必要とせずに、最新のスマートフォンであれば動作します。
部屋をスキャンすると、Forgeは現実世界と仮想世界を融合させます。
真の拡張現実感をスマートフォンやVRヘッドセットにもたらします。
リアルタイム写真測量エンジンを搭載したForgeは、インサイドアウト位置追跡、高密度3D再構成、高解像度カラーテクスチャリングを実行します。
どこに行っても、スマートフォンで複合現実を体感してください。
「Forge」は2017年4~6月の公開を予定しているとのこと。
MR(複合現実感)とは?
複合現実(MR)とは、目の前の現実空間と3Dホログラムなどの仮想空間を融合し、現実のモノと仮想的なモノがリアルタイムで影響しあう新たな空間を構築する技術全般を指す。
関連情報リンク
Abound Labs:https://www.aboundlabs.com/