坂本龍一の楽曲を使った短編映画コンペ。アピチャッポンによる審査、受賞者には賞金$3000や次回作に書き下ろし楽曲提供も

YMOでの活動や映画『戦場のメリークリスマス』でも有名なミュージシャン、坂本龍一が自身のアルバム「async」のリリースにともない、『async – 短編映画コンペティション』を開催することをオフィシャルサイト内で発表しています。
発表によると、「async」は、坂本龍一自身がライナーノートの中で、”『架空のタルコフスキー映画のサウンドトラック』という、 誰に言うわけでもないのに逡巡していたコンセプトのアルバムを作ろうと決心する”と語っているように「存在しない映画のサウンドトラック」として映像喚起力の強い作品に仕上がっており、そこで今回「async」からの楽曲を使った短編映画を募集しようという試みを開始したとのこと。

アピチャッポン・ウィーラセタクンが「async」から「disintegration」と「Life, Life」の2曲を使用し誕生した映像作品「first-light」

坂本龍一のアルバム「async」より1あるいは2曲を使って短編映画を制作し、コンペはVimeoを通じて行われます。
作品の審査をするのは坂本龍一、タイの映像作家/映画監督のアピチャッポン・ウィーラセタクンと、VimeoやSNSを通して視聴者が審査に参加出来ます。
グランプリとなる「坂本龍一 – async賞」の受賞者には、賞金$3000(米ドル)や受賞者の次作の映画に坂本龍一が1曲を書き下ろし提供するなど、さまざまな副賞が送られます。
また、アピチャッポン・ウィーラセタクンが次作の映画にアドバイザーとして就任したり、賞金$2000(米ドル)などが贈呈されたりする「アピチャッポン・ウィーラセタクン賞」なども設定。

応募期限は2017年9月30日 12:00PM (EST) 受賞者発表は2017年11月15日 12:00PM (EST)となっています。

本コンペの詳細はこちらの坂本龍一オフィシャルサイトからご確認ください。

関連情報リンク

坂本龍一 | async 短編映画コンペティション

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