ソニー、フルHD毎秒1,000フレームのスーパースロー撮影が可能なスマホ向けCMOSセンサーを発表
ソニー、フルHD毎秒1,000フレームのスーパースロー撮影が可能なスマホ向けCMOSセンサーを発表
ソニーは、業界で初めてDRAMを積層した3層構造の積層型CMOSイメージセンサーを開発しました。これは、従来の裏面照射型画素部分と信号処理回路部分との2層構造の積層型CMOSイメージセンサーに、さらにDRAMを積層したものです。
DRAMを積層した本開発品は、高速読み出しを実現し、動きの速い被写体の撮影時にも、フォーカルプレーン歪みを抑えた静止画や、フルHD(1920×1080画素)サイズで毎秒最大1,000フレーム(従来比約8倍)のスーパースローモーション動画の撮影が可能です。
ソニー株式会社は7日、業界初とするDRAMを積層したスマートフォン向け3層構造の積層型CMOSイメージセンサーの開発を発表。
今回発表されたイメージセンサーにより、露光時間を制御するメカニカルシャッターの無いスマートフォンでも、動きの速い被写体の撮影時に起こりやすいフォーカルプレーン歪みを抑えた静止画の撮影が可能となるという。
本成果は、2017年2月5日(日)からの米国サンフランシスコで開催されているISSCC(国際固体素子回路会議)において発表された。
読み出し30分の1秒スピードの撮像画像
読み出し120分の1秒スピードによる撮像画像(本開発品)