株式会社ピクス、リアルタイムトラッキング&プロジェクションマッピング「EXISDANCE」公開


株式会社ピクス(P.I.C.S)は7月6日、パナソニック株式会社の最新技術であるリアルタイムトラッキングを基盤にした、3Dプロジェクションマッピングシステムを開発したことを発表しました。

システムはプロジェクターの開発を手掛けるパナソニックと映像制作を手がけるピクスとの共同開発によって実現。
第一弾となる高速追従マッピングデモコンテンツ”Animated Cloth”は2016年のCESにて発表され、日本国内でもグッドデザイン賞を受賞するなど、国内外で評価されています。
同システムを用いたライブエンターテイメントショー「EXISDANCE」は米国フロリダ州・オーランドにて6月14日(水)から16日(金)まで開催されていた最先端の技術を披露する北米最大規模のAV機器展、InfoComm2017にて発表されていました。

『EXISDANCE』

この技術をバージョンアップさせたものが、今回の「EXISDANCE」に採用されており、リアルタイムレンダリングエンジンUnity3Dを使い、ダンサーの動きをリアルタイムに3D空間へ反映。

通常のプロジェクターが1秒間に30〜60枚を描画するのに比べ、本システムではそれを超える毎秒1920枚を描画する事ができるとのことで(トラッキングのためのセンシングは960 fps)、画質も明るさ10,000lm、1920×1080のフルHDと高解像度を実現していると発表しています。
2Dでの高速追従に加え、回転、傾きにも対応できるシステムに進化し、より立体的な表現が可能となっているとのこと。

関連情報リンク

https://www.pics.tokyo/works/exisdance/

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