Roland、リモートカメラもコントロールできる1Uサイズ6chラックマウントHDビデオスイッチャー『XS-62S』1月発売

ローランド株式会社(以下、Roland)は、音量調整の自動化に対応した高機能オーディオ・ミキサーやリモートカメラ・コントロール機能で省力化を実現した1Uサイズラックマウント型6チャンネルHDビデオ・スイッチャー『XS-62S』を、2018年1月に発売することを、7日発表しました。希望小売価格はオープンとなっています。

特長

『XS-62S』は、映像信号として一般的なSDI、HDMI、RGBなどの映像信号に対応。
6系統の映像入力が可能で、スケーラ内蔵のため業務用カメラから民生用カメラ、パソコン、タブレットといった映像機器を変換器なしでそのまま接続が可能となっており、映像信号の知識がない方でも簡単に接続が可能になっています。映像に加え、内蔵メモリに記録した2つの静止画とシームレスに切り替えが可能です。
また、オーディオは18チャンネルの入力に対応したデジタル・オーディオ・ミキサーを搭載。マイクを接続できるTRSジャック、RCAステレオ入力、およびSDI/HDMIからの音声信号のミキシングが可能で、TRS入力にはプリアンプを搭載。各音声入力には、音の歪み(ひずみ)を抑えるコンプレッサーや、音質を調整する3バンドEQ、映像と音のタイミングを調整するディレイなどのエフェクトを内蔵しています。また、「オート・ミキシング機能」を搭載し、ビデオ収録の現場で音が歪まないようにするための音量調整を自動化できるとのこと。

現場に設置した複数のリモート・カメラ(PTZカメラ)を、本体はもちろん専用ソフトウェアをインストールしたパソコンなどからコントロールすることも可能で、離れた場所からカメラのレンズの向きを上下左右に動かしたり、ズームしたりできます。カメラマンがいない現場でも、必要に応じてカメラのアングルやズームを調整できます。

『XS-62S』は3つのスイッチング・モードを搭載し、用途に応じて、映像を切り替えることができます。詳細は以下。

(以下、プレスリリースより引用)
●複数のスクリーンに映像を映し出すイベントでは「MATRIXモード」
入力された信号を、3つのスクリーンに別々に出力できるので、カメラ中継の映像と、パワーポイントの画像を表示するイベントや中継の現場に最適です。広い会場でも配線に便利なSDI信号と、出力映像の位置調整や拡大ができるHDMI出力を搭載しているので、大規模なイベントでよく使われる大型のLEDパネルともマッチします。

複数のスクリーンで映像を映すイベントのイメージ

●テレビ会議や結婚式などの会場で映像切り替え/合成可能な「DISSOLVEモード」
映像の切り替えと合成が可能なモードです。パネル操作でダイレクトに映像をスイッチングしたり合成ができるので、テレビ会議や結婚披露宴などで、ユーザーが本体を直接操作するようなシステムに最適です。

テレビ会議のイメージ

●ライブ配信など複数の映像を一つの画面にまとめる「PGM/PSTモード」
映像のスイッチングと合成が可能なモードです。ライブ配信セミナーなどで、複数の映像を一つの画面にまとめたい場合に効果的です。字幕を合成するDSK合成や、子画面を映し出すPinP合成を組み合わせて映像を作ることができます。

ライブ配信のイメージ

関連情報リンク

製品情報
Roland – ニュースリリース

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