DJI、プロ向け3軸カメラジンバル「RONIN 2」を発表

かんたんに言うと
  • DJIが3軸カメラジンバル「RONIN 2」を発表
  • 完全に再設計された3軸ジンバルシステムで、よりインテリジェントで強力になった同製品
  • 2017年6月頃発売予定で、価格は追って発表されるとのこと

DJIは2017年4月24日、開催中のNABにおいて、3軸カメラスタビライザーシステム「RONIN 2」を発表。
Ronin 2は、2017年の6月頃発売予定。価格は出荷時に改めて案内があるとのこと。

強化された操作性・インテリジェント機能

Ronin2の再設計されたフレームは、従来と比べるとスタンドが組み込まれた形となっており、撮影中に地面に置くこともでき、拡大したカメラケージと延長可能な50mmのアームは、一眼レフカメラから映画撮影用のカメラやレンズまで全てに対応するという。
内蔵GPSとエンコーダ付きモーターで、ユーザーが求める1ピクセル単位よりさらに精密な0.02度の正確さを維持しながら、時速120kmを超えるスピードにも持ちこたえるとDJIは発表している。
モーターは防滴設計。電源内蔵。SDIとデータケーブルでの出力をおこなう。
最大積載は13.6kg。

また、電源とデータポートを内蔵し、搭載カメラやアクセサリー用に複数の電源システムの必要がないとのこと。
カメラケージ部分に14.4volt (合計8amp)ポートが4個、パンモーター部分に12.6volt (合計4amp)ポートが2個、バッテリーマウント部分にP-Tap 12.6volt (4amp)出力1個がある。

新設計の取り外し可能なグリップで、あらゆる種類のカメラを取り付けることができるとのことで、標準的な手持ち型やジブクレーンのセットアップ、Ready Rig (レディリグ)、ケーブルカム、車両やドローンへの搭載まで行える。

2.4GHz送信機に関しても再設計され、干渉を最小限に抑え、操作性を確保しつつ、デュアルオペレーター機能を有しているという。
寒冷な環境に最適な自己発熱型バッテリーで、90分で再充電が可能。
最大8時間の待機時間、2.5時間の稼動時間。

ジンバルアシスタントのモバイルアプリも刷新し、より直感的で使いやすくなったインターフェースは、映画のようなシーンを映し出すという。
これまでは専門家や追加の機材が必要だった複雑なカメラの動きも簡単に捉えられる、スタジオ向きの機能も搭載。

新しいパノラマモードでは、カメラのセンサータイプやレンズの焦点距離、ユーザー指定のオーバーラップ率を反映したパノラマの静止画を自動的にRonin 2で作成する。
撮影ルートの異なるポイント上で、複数の動きやカメラアクションをプログラムでき、リアルタイムで映像を確認が可能に。
さらに、新しいCamAnchorモードで、オペレーターは特定の場所で好みのジンバル方向を素早く記録できる。
カメラが移動しても、ワンタッチ機能で記録した方向に簡単に戻すことが可能になったという。

関連情報リンク

プレスリリース

関連記事