チネチッタ、2/11〜『この世界の片隅に』バリアフリー上映を実施。日本語字幕付き+UDCast対応 LIVE ZOUNDでの上映!

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『この世界の片隅に』を日本語字幕付き+UDCast対応で上映 チネチッタ、「LIVE ZOUND」で2月11日~実施!

2017年2月3日 | 出典:@Press

JR川崎駅前の複合商業施設『ラ チッタデッラ』(神奈川県川崎市川崎区、運営:株式会社 チッタ エンタテイメント/代表者:美須アレッサンドロ)内のシネマコンプレックス「チネチッタ」では、この度、新たに導入した独自のサウンドシステム「LIVE ZOUND(ライヴ ザウンド)」を活用して、話題作『この世界の片隅に』を、耳の不自由な方・目の不自由な方にもその映画本来の迫力や、シーン毎の躍動と静寂との対比を、体で感じることができるスペシャルなバリアフリー上映会を実施いたします。

神奈川県川崎市のシネマコンプレックス「チネチッタ」は、話題の映画『この世界の片隅に』を独自のサウンドシステム「LIVE ZOUND(ライヴ ザウンド)」を活用した、日本語字幕付き+UDCast対応のバリアフリー上映で行なうことを発表した。

チネチッタは今回のバリアフリー上映に関して、耳の不自由な方・目の不自由な方にもその映画本来の迫力や、シーン毎の躍動と静寂との対比を、体で感じることができるスペシャルなバリアフリー上映と発表している。

通常、耳の不自由な方が映画を観賞するには、スクリーンに日本語字幕を投影する日本語字幕ガイドが必要になります。しかし日本語字幕が伝えることができるのは、あくまで音を言葉で表現した内容であって、その強弱までは伝わらないので、本来音の演出によってもたらされるはずの観客の感情の起伏は起こりづらかったと思われます。しかし、チネチッタの「LIVE ZOUND」では、音を微細な振動や圧として体で感じていただくことが可能なので、映画本来のダイナミズムをよりリアルに楽しんでいただけるはずです。

また、今回上映いたします『この世界の片隅に』は、視覚障害者用音声ガイド「UDCast」対応作品となっており、目の不自由な方も同様に、「LIVE ZOUND」で音を体感して本作品をより一層お楽しみいただくことが可能になると考えております。更に、目の不自由な方がお気軽にUDCastをご利用いただけるよう、iPod touchの無料レンタルを2月11日(土・祝)に開始することを決定いたしました。

UDCast(ユーディーキャスト)とは?

さまざまな障がい者が健常者と差別なく一緒に映画を鑑賞できる新技術「UDCast」(ユーディーキャスト)。
映画・映像・放送等の「音声」をスマートフォンやタブレット端末に聞かせると、字幕表示、音声ガイド再生等を行うことのできるアプリケーションで、来年度から全国の映画館での導入を目標としている。

今回のチネチッタでの上映では日本語字幕付きだが、日本語字幕がない上映でも聴覚障がい者の方は字幕が映し出されるメガネ型ウェアラブル機器(エプソンのスマートグラスMOVERIOなど)を装着してもらうことで字幕付き視聴が可能になる。(※現在は対応した上映のみ)

また視覚障がい者の方には、スマートフォン等の携帯端末において同期するアプリを用いてもらうことで、イヤホンからの音声ガイド視聴が可能になる。今回の上映では音声ガイド用にUDCastを用いる。

スマートフォンアプリ「UDCast」のダウンロード

■iOS版ダウンロード
■Android版ダウンロード

実施概要

映画『この世界の片隅に』 日本語字幕付きLIVE ZOUND(ライヴ ザウンド)上映

詳細URL : http://cinecitta.co.jp/livezound/

日時  : 2017年2月11日(土・祝)〜

      ※ タイムテーブルは決定次第スケジュールページに掲載。

入場料 : 通常料金

一般 1,800円/大学生 1,500円/3才~高校生 1,000円/60才以上 1,100円/障害者手帳をお持ちの方 1,000円(付き添いの方1名様まで 1,000円)

≪UDCast用 端末無料貸出のお知らせ≫
2月11日(土・祝)より、音声ガイド用端末(iPod touch)の貸し出しを劇場にて無料で実施。ご希望の方は劇場スタッフまでお問い合わせください(数に限りがあるため注意)。

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原作でこうの史代さんは多彩な手法でこのシーンを描いていましたが、アニメではフィルムに傷を付けてアニメーションさせるシネカリグラフィーという手法を模した表現を行っているようです。

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