ロントラ、VR動画特化型サイト「360°MOVIES」を開設。自治体の「VRPR」を展開
- ロントラ株式会社は地域のVR事例を主に扱うVR動画特化型サイト「360°MOVIES」を開設
- サイトでは国内外の最新の360°動画を見ることができ、PRに成功した自治体の360°動画をまとめて見ることできる
- テレビ番組やCM制作で知られる同社は「VRPR」をテーマにVR動画制作×PRをワンストップでおこなうという
TV番組・CM制作などを手がけているロントラ株式会社(以下、ロントラ)は、地域のVR事例を主に扱うVR動画特化型サイト「360°MOVIES」を開設したことを28日発表しました。

掲載するVR動画のカテゴリーは、成功した自治体VR事例を集めた「City Promotion」、観光にフォーカスした「Spot」、実験事例の「Variety」の3つで構成されています。
同社の担当者によると、「360°MOVIES」では、国内外の最新のVR動画を見ることができるとともに、PRに成功した自治体のVR動画をCity Promotionカテゴリーにてまとめて見ることができることが魅力だといいます。
最近、各自治体がPR動画制作を行っていますが、自治体制作のVR動画の事例はまだわずか。
各自治体がVRでどう自分たちの街の魅力を見せたいのか、あらためてその工夫にも気づけそうです。
CM・番組制作会社がはじめた「VRPR」
そもそも番組制作会社であるロントラが今回の360°MOVIESの開設に至った経緯について
同社によると、視聴環境が整ってきた上、話題性を創出できるにも関わらず、VR動画を採用している自治体が少ないことに着目したといいます。
また、自治体はPR動画を作っても、動画広告配信や多様なメディアへの流用、イベント活用など、有効に動画が活用される事例はあまりなく、特にVR業界は技術や機能訴求が多く、大切な「PR」目線が入ることがあまりないといいます。
そのような背景の中、自治体(岐阜県や静岡県小山町など)へのVRを活用したPR動画の採用実績のあるロントラは、「VRPR」をキーワードに、VR動画制作×PR(動画広告配信+メディア運営+イベント活用)をワンストップで実施。自治体のシティープロモーションに繋げていき、「VRPR」という考え方を広げていきたいと考えているとのことです。
今後

ロントラは今後の展開として、東海(TOKAI)4県の産業や観光業などを、VR動画をつかって新しい視点でPRする「TOKAI DIVE 360°」プロジェクトをパートナーとともに展開していくと伝えています。
動画制作の舞台をテレビと軸にしながら、オンライン上へもシフトし、動画起点の地域活性を目指すという同社の取り組みに今後も注目です。