BMD製品導入事例:フランスのテレビドラマ「Le Bureau des Légendes」、DaVinci Resolve Studioを使いUltra HD 4Kで納品

Blackmagic Design は、同社のDaVinci Resolve Studio およびDaVinci Resolve Advanced Panel が「Le Bureau des Légendes(原題)」のシリーズ3のポストプロダクションに使用されたことを発表した。
「Le Bureau des Légendes」は、Canal+による数々の賞を受賞したフランスの10回シリーズのドラマで、Amazon Primeで視聴可能。

発表によると、フリーランスのカラリストであるギヨーム・リップス(Guillaume Lips)氏は、パリの Digital Factory で、同作のポストプロダクションを行ったという。

リップス氏:
「全シリーズの最初から最後まで Resolve を使ってグレーディングしただけでなく、初めて Ultra HD 4K で納品しました。」

リップス氏によると、各エピソードの DI 完成までの納期は非常に厳しかったという。

リップス氏:
「1つのエピソードにかけられる時間がわずか 2 日という状況だったので、スピーディかつ効率的なワークフローが必要でした。Resolve のリアルタイム性能のおかげで、最高レベルのショット・トラッキングが可能だったことはもちろん、プロジェクトをネイティブ素材の 4K で扱うことができました。」

メインカメラは ProRes 4444 で撮影した一方、アクションシーンの撮影には、多くの小型カメラもセカンドユニットとして使用されたとのこと。

リップス氏:
「Resolve の豊富なフォーマット/マルチコーデック・サポートが大変役立ちました。」とリップス氏。「基本的なグレーディングでコントラストの調整、カラースペースの差異の修正を行ってから、最終的な DI を開始しました。」

シリアのシーンのグレーディングでは、リップス氏は DaVinci Resolve のツールセットと PowerWindow を使用。リッチで深いトーンを強調してコントラストを加える一方、ハイライトおよびシャドウの部分に十分なディテールを残している。

リップス氏:
「これを実現するため、ResolveのHDR性能を使用してミッドトーンを処理しました。」

リップス氏は説明する。

リップス氏:
「肌のトーンに関して言えば、ソフトネスを可能な限り適用することで、Resolve が得意とする 4K 納品の『明瞭すぎる』ルックを和らげました。」

リップス氏は最後にこう述べている。

リップス氏:
「私はカラリストとして長年の経験があり、これまで様々なグレーディングシステムを使用してきましたが、DaVinci Resolve は今日の市場において最も優れたシステムの 1 つだと断言できます。DaVinci Resolve Advanced Panel と併せて使用すれば、非常に作業効率が良いですね。今回のプロジェクトでグレーディングの新記録が出ましたよ。」

関連情報リンク

DaVinci Resolve 14 – コントロール

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