クレステック、スマートグラスとARを活用した「体験型コンテンツ配信サービス」を開発  Jリーグ「ジュビロ磐田」がヤマハスタジアムツアーに導入

株式会社クレステックは5月1日、スマートグラス(エプソン製MOVERIO)とAR(拡張現実)技術を用いた「体験型コンテンツ配信サービス」を開発したことを発表しました。
サッカーJリーグクラブを運営する株式会社ジュビロのスタジアムツアーに導入されたことも同時に発表。
これはJリーグクラブ初となります。

概要

株式会社ジュビロは、かねてよりファンサービスの一環として、試合前などに施設内を見学できるスタジアムツアーを実施しています。
従来は、まだ選手が到着していないロッカールームや誰もいないプレスルーム等で、どんなことが行われているのかを紹介するものだったとのこと。それだけでもファン・サポーターにとっては十分に貴重な体験だと思いますが、今回、さらにMOVERIOを使用し、実際に見て回りながらARを活用した疑似体験ツアーが楽しめるといいます。

例として、試合に臨む選手たちをピッチサイドで一列に並んで出迎える列の最後に加わり、次々と現れる選手たちをハイタッチで送り出すというものや、VIPルームの扉を開けるとスタッフに出迎えられ、案内された席につくと眼下には試合直前の満員の観客で埋め尽くされたスタンドがひろがり、横を見れば、ティーサービスが提供されるなど、スマートグラス越しに視聴できるようにしています。

また、このシステムはオペレーターが所持しているタブレットなどのAndoroid端末の操作によって、複数台のスマートグラス MOVERIOを制御し、一斉にコンテンツを再生することで、複数人で動く見学ツアーを可能としています。

発表によると、スタジアムツアーコース内にある9つのスポットで試合時のピッチの様子や試合後の監督会見時の記者室の様子など、これらの疑似体験が可能となる予定とのことです。

導入開始日は4月30日(日)札幌戦のスタジアム見学ツアーより導入。
スタジアム見学ツアーの一般募集は行っておらず、サポーターズクラブポイント引き換え特典としての募集、もしくはマッチデースポンサー様を通じての募集のみとなります。

関連情報リンク

本件に関するジュビロ磐田によるニュースリリース
株式会社クレステックによるニュースリリース

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