Jリーグ、「自由視点映像生成システム」の実証実験をルヴァン杯決勝にて実施
- Jリーグは2016年のJリーグYBCルヴァンカップ決勝戦において「自由視点映像生成システム」の実証実験を実施
- 本技術は、スタジアム全体を複数台のカメラで囲うことで「マトリックス」のバレットタイム撮影のような効果を出すことも可能に
- 代表的なものとして、Intelの『FreeD™』技術などがある
Jリーグ、「自由視点映像生成システム」の実証実験をルヴァン杯決勝にて実施
Jリーグとキヤノン株式会社は、10月15日に埼玉スタジアム2002で開催されたJリーグYBCルヴァンカップ決勝戦において、現在、開発を進めている映像ソリューション「自由視点映像生成システム」の実証実験を実施しました。
映像制作機器をスタジアムの全周に設置し、それらのカメラをソフトウエアで同時にコントロールしながら試合を撮影します。その後、画像処理技術を用いて、撮影したデータから、「自由視点映像」を生成します。これにより、将来は特定の選手やシーンを、さまざまな視点や好みの角度から見ることができ、新たな視聴体験が可能となります。
Jリーグとキヤノンは、今後も相互のノウハウを活用し、イベント映像の新たな楽しみ方の提案を通して、スポーツや文化の振興に貢献していきます。
Jリーグは、トップパートナーであるキヤノン株式会社の協力を得て、10月15日に埼玉スタジアム2002で開催されたJリーグYBCルヴァンカップ決勝戦において、映像ソリューション「自由視点映像生成システム」の実証実験を実施。
自由視点映像生成システムとは
特殊視点映像技術として、様々なソリューションが各社から提供されています。
映画「マトリックス」におけるバレットタイム撮影のような映像効果(それ以上とも言えます)が期待できます。
代表的なものとしては、
2016年3月にIntelに買収されたイスラエルのReplay Technologies社による『FreeD™』技術
NHK放送技術研究所による『ぐるっとビジョン』などがあります。
既にNFLなどで自由視点映像技術の導入事例がありますし、今後更にこういった映像技術が発展普及しスポーツの視聴をもっと楽しくさせてくれる時代が来そうです。