スピルバーグ監督が推す新型VR、ショッピングモールに専用施設を展開

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スピルバーグ監督が推す新型VR、モールに展開へ

2017年2月15日 | 出典:ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

ベンチャー企業のドリームスケープ・イマーシブが新たなVRプロジェクトを仕掛ける先は、全米のショッピングモールだ。

 映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏や大手映画スタジオから出資を受ける同社は、今秋にロサンゼルスのモールに最初のVR施設を開業すべく、すでに1100万ドル(約12億5000万円)を調達した。来年には同様の施設を全米に拡大していく予定だという。

VR空間で交流、共同プレイも

ロサンゼルスを拠点とするVRベンチャー、Dreamscape Immersive(ドリームスケープ・イマーシブ)社が今秋にロサンゼルスのショッピングモールに同社にとって最初のVR施設を開業する。同社は映画監督のスティーブン・スピルバーグ監督や大手映画会社から出資を受けているという。

VRコンテンツの製作費は1本あたり100万ドル強(約1億1300万円)で、利用者は1回約10分を15~20ドル(およそ2000円前後)払い体験する。

また。スイスのArtanim(アルタニム)社が開発したVR技術を用いて、利用者同士が同じVRの世界の中で交流できるというのも強みにしている。

Artanim社のVRデモ映像

Dreamscape Immersive(ドリームスケープ・イマーシブ)

最高経営責任者(CEO)は、去年までウォルト・ディズニー・イマジネーリングのチーフ・クリエイティブ・エグゼクティブだったブルース・ヴォーン氏。

また、共同会長にはプロデューサー/起業家のケビン・ウォール氏、映画会社ドリームワークスのトップを務め、長年にわたりプロデューサーとしても活躍しているウォルター・パークス氏が務める。

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