「Final Cut Pro X」「 DaVinci Resolve12.5.3」映像編集系ソフト2種同日アップデート
新UI採用、広色域化したFinal Cut Pro X。新MacBook ProのTouch Bar連動
アップルは28日、映像編集ソフトの「Final Cut Pro X」をアップデート。新機能「マグネティックタイムライン」を導入するなど、ユーザーインターフェイスを強化している。既存ユーザーは無償で最新の「Final Cut Pro 10.3」にアップデート可能。新規購入時の価格は34,800円。対応OSは、OS X 10.11.4以降。エンコーダの「Compressor」、モーショングラフィックス作成ソフト「Motion」も無償アップデートされており、新規購入は各6,000円。
10/28に公開されたMacBook Proの新モデルの発表に合わせ、Appleの映像系ProアプリFinal Cut Pro Xをはじめ、Compressor 4.3、 Motion 5.3などのFCPファミリーもそれぞれアップデートされている。
また、同日ブラックマジックデザイン社のカラーグレーディングソフト、DaVinci Resolveもアップデートされた。
Final Cut Pro X (10.3)
新UI採用、広色域化したFinal Cut Pro X。新MacBook ProのTouch Bar連動
新機能の「マグネティックタイムライン」により、オーディオクリップに、カスタマイズ可能な調整や、タイプまたはロール(ダイアログ、ミュージック、エフェクトなど)の色分けが可能となり、映像の状態を把握しやすくした。作成したロールには個別の色を設定できる。
プロ向けビデオ編集ソフトでは初という、ドラッグだけでタイムラインの縦のレイアウトを瞬時に並べ替える機能や、編集中に特定のロールを設定したオーディオクリップをハイライト表示する機能も搭載
DaVinci Resolve12.5.3
ブラックマジックデザイン、DaVinci Resolve12.5.3アップデートを発表。Final Cut Pro XやMedia Composerとの相互運用性を強化
Blackmagic Designは、同社のカラーグレーディングソフトウェア最新版DaVinci Resolve12.5.3アップデートを発表した。アップデート内容の詳細と無償ダウンロードは、同社Webサイトより。
同アップデートにより、最新バージョンのFinal Cut Pro Xからのプロジェクトの読み込み/書き出しをサポートし、Media Composerとの相互運用性、ACESカラーサイエンスなどが強化された。
Final Cut Pro Xで使用されるXML 1.6フォーマットとの互換性が追加され、ユーザーはプロジェクトをDaVinci Resolveにシームレスに移動して、カラーコレクションやフィニッシングを行える。また、XMLを作成してプロジェクトを書き出し、Final Cut Pro Xに戻すことも可能だ。PostgreSQL 9.5.2もサポートしており、macOS Sierraとの互換性も得られる。