JNTO、スマホでバーチャル日本旅行が楽しめる 360°VR 動画「[360°VR] JAPAN – Where tradition meets the future」を公開。猿人が制作を担当

日本政府観光局(以下 JNTO)は、ヨーロッパにおける訪日旅行の需要喚起プロモーション第2弾動画「[360°VR] JAPAN – Where tradition meets the future」を、2018年1月16日(火)より公開したことを発表しました。
動画は、JNTOの訪日外国人旅行者の増加を目的とした訪日プロモーション事業の一環として制作され、「伝統」「革新」「自然」が渾然一体となった日本の魅力を、360°VR動画で表現しているといいます。日本の多種多様な文化をスマートフォンで360°見渡しながら、手軽に日本旅行をバーチャル体験することができます。

なお、日本の魅力を鮮やかに描いたプロモーション動画として全世界累計1,300万回再生を突破した前作に引き続き、本作も「日本人視点」と「外国人視点」を融合させて描く日本をテーマに、クリエイティブエージェンシー猿人|ENJIN TOKYO Inc.が外国人監督とコラボレーションを果たし、ブランディングの企画・制作を担当しています。
発表によると今作では「かつてないVR体験」を実現すべく、VR動画の撮影機材・手法から開発し、ヒト視点だけでなく「モノ視点」のカメラアングルを織り込むなど工夫を凝らしているとのこと。

また今回は動画公開だけでなく、2018年1月18日(木)にスペイン(マドリッド)で開催される世界最大級の旅行見本市 「FITUR」を皮切りに、日本の伝統衣装をデジタル試着できる体験型サイネージAR広告「インタラクティブビジョン」をヨーロッパ5ヵ国6都市を横断しながら順次展開。
主要駅やショッピングモールに出現した巨大サイネージで、歌舞伎・舞妓・侍といった日本伝統衣装に変身することができると発表しています。

関係者コメント


猿人 クリエイティブディレクター 野村志郎氏:「日本にやってくる外国人旅行者が増え続ける中で、昨年制作した日本ブランディング動画の再生回数が1,300万回を超え世界中で大きな反響がありました。今回は「興味」から「経験」にもう一歩踏み込んでもらうため、360°VR動画と欧州各地で実施するインタラクティブな試着ビジョンを作りました。実写の360°VR動画ではカメラマンも写り込んでしまうことから固定された視点になりがちなのですが、今回は旅行者視点で動き回るカメラワークを実現しています。3分間のバーチャル日本旅行をぜひ楽しんで頂ければと願っています」

撮影舞台裏

<ゲームセンター>

ゲームセンター内におかれているUFOキャッチャーのピカチュウ視点から撮影されたシーン。このシーンではピカチュウに取り付けたカメラはinsta360oneを使用。

<回転寿司>

目の前で寿司職人に握られたお寿司と共に、お皿の上の360°カメラがコンベアに置かれ、お客様の前を通過。普段何気なく食べている回転寿司店で、食べられるお寿司側の視点で一風変わった景色が。

<伏見稲荷大社>

朱色の鳥居の間を滑るように抜けていくシーンでは、スタビライザーをGoProにセッティングし、インタニアレンズセットを乗せて撮影。「神聖なる土地では機械を動かしての撮影は禁止」との事から撮影スタッフがカメラを担いで忍者のようにすり足で歩きながら撮影しているという。


<相撲>

相撲シーンでは2名の力士が勢いよくぶつかる迫力のシーン。力士のカメラの間に置いてあるカメラには触れずにぶつかるという前代未聞な要望に苦戦しながらも立ち向かう力士の姿は必見。

関連情報リンク

JNTO「JAPAN – Where tradition meets the future」

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