DJI、4K/30P対応新ドローンMavic Airを正式発表。折りたたみ式でスマホサイズに小型化。全天球パノラマ画像の生成も

DJIは24日、同社の新製品として、ジェスチャーコントロール機能であるSmartCapture、Flight Autonomy 2.0、高度操縦支援システムを搭載した折りたたみ式3軸ジンバル4Kドローン「MAVIC AIR」を発表しました。

Mavic Air は、オニキスブラック（黒）、アークティックホワイト（白）、フレイムレッド（赤）の3色で提供。販売価格は、104,000円（税込）で、機体、バッテリー、送信機、キャリーケース、プロペラガート（1組）、プロペラ（4組）等が含まれます。
Mavic Air Fly More コンボの販売価格は、129,000円（税込）で、機体、バッテリー（3個）、送信機、トラベルバッグ、プロペラガード（1組）、プロペラ（6組）、バッテリー充電ハブ等が含まれます。
Mavic Airには、賠償責任保険が1年間無償付帯されています。（※要登録）

Mavic Airの先行予約は、DJI公式オンラインストア、DJI認定ストアおよびDJI正規販売代理店にて、1月24日より開始していおり、予約販売品の出荷開始は1月28日を予定しているとのこと。

詳細情報

カメラは1/2.3型CMOSセンサーと35mm判換算24mm相当のF/2.8レンズを搭載し、有効画素数は1200万画素でHDRにも対応します。4K30P、ビットレート100Mbpsの動画撮影に加え、フルHDでは120fpsのスローモーション撮影も実現しています。また、25枚の写真を撮影して合成する「スフィアモード」を新たに搭載。最大32MPの全天球画像が撮影可能となっています。

最大飛行時間は約21分。また、最大風速10m/sまでの耐風性と海抜最大5,000mまで安定した飛行が可能としています。飛行速度は最大時速約68.4kmまで達し、Mavic Airに対応するDJI Gogglesを装着することで、より没入感のあるFPV飛行も体験できるとのことです。

また、DJIのドローンでは初めてmicroSDカードスロットとは別に8GBの内蔵ストレージを搭載しているため、もしもの時のストレージ不足に対応できそうです。移動先で写真と動画を機体に直接保存することもできます。データエクスポートは、新しく追加されたUSB-Cポートを使用するとのことです。

撮影インテリジェント機能であるQuickShot（クイックショット）を活用すると、事前に設定した飛行経路を自動で被写体をフレームに収めながら動画を簡単に撮影することができます。
従来より搭載されていたRocket（ロケット）、Dronie（ドローニー）、Circle（サークル）とHelix（ヘリックス：螺旋）といったモードに加え、新しく加わったAsteroid（アステロイド：小惑星）やBoomerang（ブーメラン）を使えば、熟練の操縦スキルや高度な編集ソフトウェアが必要だった動画も簡単に撮影できるといいます。Asteroidでは、機体は被写体の後方に上昇し、飛行経路の終点でパノラマ撮影します。Boomerangでは、機体は楕円状に上昇しながら被写体の周辺を周回し、飛行開始地点まで戻り、動画の撮影を終了します。

インテリジェントフライト機能のActiveTrack（アクティブトラック）は、Mavic Airではより強化され、複数の被写体を同時に自動検知できるようになりました。追尾精度もより高度に進化し、さまざまな撮影シーンに応用できるので、被写体が走ったり、自転車に乗るようなシーンもActiveTrackは追尾できます。

機械学習を搭載したSmartCapture（スマートキャプチャー）は、ジェスチャーだけで、離陸から追尾、写真や動画の撮影、機体の前後操作までを、最大6mの認識範囲で行えます。送信機での操作が不要なので、どんな角度からでも、シャッターチャンスを逃さないといいます。

また、FlightAutonomy 2.0（フライトオートノミー）は、7台のビジョンシステムと赤外線センサーからデータを収集し、周辺環境の3Dマップを作成するとのこと。これにより、さらに正確なホバリングと優れた飛行性能を実現するといいます。精度が向上した前方と後方のデュアルカメラビジョンシステムが、最大20m先までの障害物を検知。より複雑な屋外環境での操作に対応するため、Advanced Pilot Assistant System（APAS：高度操縦支援システム）を搭載したMavic Airは、障害物を能動的に自動回避することができるとのことです。

こうしたDJIのインテリジェント機能の詰め合わせのような形となったMavic Air。
再度ですが販売価格は、104,000円（税込）。ホビー用途で躊躇なく買える金額とは言えなさそうですが、これはお買い得と言えそう…？

※ Mavic Airの発表に併せて、全国8店舗のDJI認定ストアにおいて、Mavic Airの無料操縦体験やオリジナルグッズがあたる特別キャンペーンを開催しています。また、全国のDJI正規販売代理店では、Mavic Air 体験会を随時開催しています。
詳細については、下記URLをご確認ください。
https://maevents.dji.com/jp/region/jp/