テレパシージャパン、先天性及び後天性の色弱に有効なウェアラブルアイウェア技術『C Vision S』を開発

株式会社テレパシージャパン(以下、テレパシージャパン)は15日、先天性及び後天性の色弱の方の支援を目的に、独自の色覚補正技術『C Vision S』を開発したことを発表しました。

色覚補正技術「C Vision S」

『C Vision S』は、テレパシージャパンがウェアラブルアイウェア開発で培った高輝度・高精細な独自の光学/ディスプレイ技術『Zen Optics®』と小型カメラ技術をベースに、テレパシージャパンが独自で出願中の特許に基づく、時分割駆動のディスプレイを用いる事により、RGBの個別設定のみならず光源の波長の選択も可能とする次世代の色覚制御技術だといいます。

発表によると、自由なパラメーター設定により一つのデバイスで、様々なタイプの見え方に対応することが可能であり、加齢による色覚の経年変化にも適応できるとのことで、また、他の色に影響を与えたり、全体が暗くなる事無く、特定原色を自在に強めることができることで、サングラス等では実現が不可能であった、「明るいままの世界」を再現することができ、これはテレパシージャパンの光学ディスプレイでのみ実現が可能といいます。

加えて、眼鏡型デバイスの基本的な特徴であるハンズフリーで眼前に見たい映像を浮かび上がらせることや、個人に合わせた見え方のデジタル補正(色度、輝度、コントラスト等)が可能という利点を備えており、日常生活、作業、仕事をしながらでも、色弱者にとって、よりわかりやすい視界を提供することが可能とのことです。

テレパシージャパンは、色弱の方が日常で経験している様々な不便を解消するソリューションとして、2019年3月までに本技術を用いたデバイスの製品化を予定していることを発表しており、今後は先天的、後天的色弱者に対する実証実験を更に行いユーザービリティを向上させるとともに、より多くの色弱者の方の生活を改善するための事業パートナーを幅広く募集するとしています。

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株式会社テレパシージャパン – プレスリリース

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