BMD製品導入事例:Sky Atlanticのテレビドラマ「Riviera」のタイトルシーケンスの作成にFusion Studioを使用

Blackmagic Designは本日、ロンドンに拠点を置くビジュアルエフェクトスタジオ、Lexhagが、「Riviera」のメインタイトル・シーケンスの作成にFusion Studioを使用した製品使用事例を発表した。
「Riviera」は、英国の有料放送大手 スカイ が運営するチャンネル”Sky Atlantic”の新しいドラマシリーズで、ジュリア・スタイルズ(Julia Stiles)演じる億万長者の夫人が、裕福な生活の裏にある闇を発見していくというストーリー。

Blackmagic Designの発表によると、ビジュアルエフェクト監督、アレクシス・ハガー(Alexis Haggar)氏が率いるLexhagチームは、同番組の華やかな魅力を、鮮やかな万華鏡効果でキャプチャーすることで、シーケンスのピッチを作成。Lexhagチームは、Fusion Studioを使用し、番組の映像をソースに使って万華鏡映像を作成、アニメートしたとのこと。

これらの映像にはストーリー展開に関するヒントが散りばめられており、ドラマが展開するにつれ視聴者により多くの事が明かされるようになっているという。

発表によると、アレクシス・ハガー氏は以下のように語っている。


ハガー氏:「同番組のメインタイトル・デザインを担当しているThe Morrison Studioから、シーケンスを作成して欲しいと依頼を受けたんです。彼らとは長い付き合いがあります。」


ハガー氏:「彼らはシーケンスの各セクション用のスタイルフレームの構築に取り組んできました。」


ハガー氏:「私たちはこれらのスタイルフレームをベースにして、Fusionで直接ショットを作成しました。そしてFusionのプラグイン、Krokodoveで万華鏡エフェクトとアニメーションを適用しました。作業はすべて4K UHD 16-bitです。番組の映像から万華鏡効果に使用するのに適切なプレートを見つけることが大きな課題でした。俳優の顔などは見え方が変わってしまうので特に難しかったです。Fusionのおかげでアニメーションプレートを迅速に作成できたので、クライアントと一緒にスイートでインタラクティブに修正することができました。これで大幅に時間を節約できました。」

シーケンス作業の終了後、レンダーした各ショットはサードパーティ製アプリケーションのタイムラインに移された。そこでシーケンスのオンライン編集に使用され、タイトルカードを配置して仕上げられた。

Riviera – Opening Title


ハガー氏:「今回のプロジェクトでは、ワークフローでのFusionの採用を決める前にいくつか別のオプションを試したのですが、Fusionは私たちが目指す映像を作成するのに、最もスピーディかつ最も柔軟に使用できるツールでした。Fusionは16-bit浮動小数点の4K Ultrra HDを簡単に扱えます。作業を止めてレンダリングやフリップブック効果にかかる時間を無駄にすることはないので、クリエイティブな処理をリアルタイムで行えます。ワークフローがこれまでにないほど簡潔になり、驚くほど優れた結果が得られました。」

関連情報リンク

Blackmagic Design – Fusion 製品ページ

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