Jストリーム、動画内に表示される文字情報を高精度に検出、テキストとして取り込みメタデータを生成する技術に関する特許を取得

かんたんに言うと
  • Jストリームが動画データに含まれる文字情報を高精度に検出するシステムに関する特許を取得したことを発表
  • 人工知能技術を活用し、動画内に現れる文字にエフェクトがかかっている場合でも正確な検出、認識ができるという
  • また、文字情報だけでなくオブジェクト認識にかかる特許も出願中であることも明かした

株式会社Jストリームは、株式会社ケイ・ピー・アイと共同で 動画データに表示される文字情報を高精度に検出するシステムに関して、日本における特許を取得したことを発表しました。

この技術を使用することで、あらかじめ動画ファイルに設定されたメタデータ以外に、動画内の解説文、字幕のような情報を利用して動画に関する情報を提供し、動画の検索や、動画内で特定のポイントを視聴したい際などの利便性を高めることができるようになるとのこと。

また、ケイ・ピー・アイと共同で、文字情報だけでなくオブジェクト認識にかかる特許も出願中であることも明かしています。

こうした技術は、動画や写真など、目に映るものの単なるデジタル化ではなく、デジタル情報を様々な形で集計・分析が可能な形にするには欠かせないものであり、ビッグデータを蓄積し、企業では販売促進に、あるいは研究、学習など様々な用途に動画をこれまで以上に活用する出発点となるものだと同社は伝えています。

この技術に関して

特許番号:特許第6091552号

発明の名称:動画処理装置及び動画処理システム

出願日:2015年6月24日

登録日:2017年2月17日

(以下、プレスリリースより引用)

本特許は、動画内に表示される文字情報を正確に検出し、テキストとして取り込みメタデータを生成する技術にかかるものです。
機械学習やディープラーニングなどの人工知能技術を活用し、動画内に現れる文字に背景や各種の色、デコレーションなどがかかっている場合でも正確な検出、認識ができます。
また、動画についてあらかじめ設定されたメタデータ以外に、動画内のセミナーや解説文、字幕のような情報を利用して動画に関する情報を提供し、意図する動画を検索したり、動画内で特定のポイントを視聴したい際などの利便性を高めることができます。

Jストリームでは、ケイ・ピー・アイと共同で、文字情報だけでなくオブジェクト認識にかかる特許も出願中です。
こうした技術は、目に映るものの単なるデジタル化ではなく、様々な形で集計・分析が可能な形にするデータフィケーションに欠かせないものであり、ビッグデータを蓄積し、企業では販売促進に、あるいは研究、学習など様々な用途に動画をこれまで以上に活用する出発点となるものです。


例えば好みの商品や動物などにまつわる動画だけを集めたり、逆に類似の内容をもった動画を除外することが容易に行えるようになります。外部のデータベースとの連携により、動画で撮影した未知のものが何であるかを突き止めて、情報を入手できるようにすることもできます。

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