VRによるVcamシステムを活用!ILM Londonの「ローグワン」VFX制作舞台裏

かんたんに言うと
  • BBCのIT情報番組『Click』はILM Londonを訪問し『ローグワン』でのVFX制作を取材した映像を公開
  • VR機器である「HTC VIVE」のコントローラとタブレットを使用した仮想カメラツールを披露
  • 現実のカメラ位置をCG空間でのカメラ位置に変換するVR技術が使用されていた
元記事

Rogue One: Visual effects revealed - BBC Click

2017年2月24日 | 出典:YouTube

BBC Click visited ILM London to chat about Rogue One and discover how the visual effects for the film were created.

Computer graphics supervisor Steve Ellis spoke about some of the challenges in making the film and showed off a virtual camera that director Gareth Edwards used to direct some shots.

The film has been nominated for an Academy Award in the Best Visual Effects category.

「ローグワン」では、HTC Viveで使用できる市販のVR技術、Steam VRトラッキングを使って、映画に欠かせない壮大なVFXショットを構成したようだ。


BBCのIT情報番組『Click』はYouTubeチャンネル内で『ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー』におけるVFX制作の舞台裏を取材した映像を公開した

ビデオでは、BBC ClickチームがILM(Industrial Light and Magic)Londonを訪問。

その中で、監督ギャレス・エドワーズはショット指示のために使用した”VCam(Virtual Camera)Renderer”システムを披露し、映画制作にどのように使用されたのかを明らかにした。

このシステムはカメラとモニターが一体となったインターフェースを実際に移動させることで、CG上の仮想カメラを制御するというもの。

インターフェースには、タブレットとその背面に取り付けられたSteam VR(HTC Vive)コントローラで構成されており、現実のカメラ位置をCGの宇宙空間での仮想カメラの位置と変換するライトハウスのトラッキングシステムを利用して、VFXショットを再現するとのこと。

これによって、CG、VFXを多用する映画制作で重要な、プリビズ(撮影前のCG合成イメージ)の制作が容易になる模様。

関連情報リンク

Vive 製品サイト

関連記事