DAZN、Jリーグ中継配信開始も障害続発 CEO公式コメントや異例のYouTubeフル公開
「DAZNでJリーグ中継」障害続発 配信できなかった試合、YouTubeでフル公開も
Jリーグ全試合のライブ配信を始めた「DAZN」(ダ・ゾーン)で、2月25日のJ1開幕戦から2日連続でトラブルが発生した。一部の試合で画面が止まったり視聴できなくなるなどし、契約者から不満の声が上がっている。
明治安田生命J1リーグが25日開幕。この日からJリーグ中継がネットストリーミング配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」に代わった初日。そして昨日はJ2リーグ、J1リーグの一部試合の開幕日でしたが、一部試合が見れなくなる、映像が止まるといった障害が続発した模様。
筆者もDAZNで中継視聴していましたが、たしかに一部映像が止まる、視聴ができなくなる等の障害がありました。また、J2全試合の見逃し配信が視聴できない状態であることも確認しました。
【お知らせ】現在、G大阪vs甲府のライブ配信がご覧いただけない状況です。大変申し訳ございません。出来るだけ早い復旧に向けて、現在作業中ですので、今しばらくお待ちください。
— DAZN ダ・ゾーン ヘルプ (@DAZN_JP_Help) 2017年2月26日
本日問題が発生いたしましたG大阪vs甲府の試合をJリーグ公式YouTubeチャンネルにて配信します。
前半 https://t.co/BuqoVnjDui
後半 https://t.co/dnOsDbLKqx
お客様には多大なご迷惑をおかけしており、深くお詫び申し上げます。— DAZN ダ・ゾーン ヘルプ (@DAZN_JP_Help) 2017年2月26日
DAZN CEO ジェームズ・ラシュトン は急遽声明を発表
昨日のJリーグのライブ配信の視聴不具合に関して
「昨日、Jリーグのライブ配信において重大な問題が発生しました。視聴することができなかった全てのファン・サポーターに心よりお詫び申し上げます。
本来我々がJリーグを愛する皆さまに届けたかったものとは異なった結果になったことで、ファン・サポーターの皆さまに大変不快な思いをさせてしまったことは、私にとっても受け入れがたいことであります。
まずは、原因の徹底究明と今後の改善に全力を尽くすことで、今後このような事態が起こらないように取り組んでまいります。」
DAZNは原因も発表
DAZN側は、中継収録した映像をDAZN配信映像へ方式変換するプラットフォームにあるスケジューリングシステムの構築誤差が起因と予測しており、DAZNプラットフォームにて障害の対処を試みるも非常に稀な事象であったため即時復旧に至らず時間を要したと述べている。
尚、中継制作による障害ではないとしており、本件の問題に関してはユーザーへ詳細が決まり次第、改めて連絡をすると表明している。
昨日のJリーグのライブ配信の視聴不具合に関して
昨日2月26日に開催されました、2017明治安田生命J1リーグ「ガンバ大阪vsヴァンフォーレ甲府戦」の16時50分開始以降、および2017明治安田生命J2リーグ「愛媛FC vsツエーゲン金沢」の16時47分以降のライブ配信を、DAZN(ダ・ゾーン)ご契約中のお客さまが視聴できない状態が発生いたしました。
お客様には多大なご迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫び申し上げますとともに、再びこのようなことがないよう努めて参ります
DAZNの視聴障害に関しての別記事(外部サイト)
【Jリーグ】ダ・ゾーン配信“開幕”…大トラブルなしも映像止まり一部サポから不満も
映像はこれまでは電波状況に影響されるため豪雨時に映らないことがあったが、鮮明さには大きな差がなかった。ところが今回のストリーミング配信では、回線状況や機器の処理能力に左右されるため、鮮明に見られる場合もあれば「画質が落ちる」「カクカクする」といった声もTwitter上などで見られた。
サーバーへのアクセスが集中したと思われるC大阪―磐田、大宮―川崎戦では、それまでは視聴できていた「止まった」「勝手に巻き戻された」など不満の声が巻いた。