ソニー、「映画事業で減損1121億円」の衝撃

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ソニー、「映画事業で減損1121億円」の衝撃

2017年1月30日 | 出典:東洋経済ONLINE

映画製作収益の下方修正は、ホーム・エンタテインメント(BD/DVDなどのパッケージメディアやデジタル販売)事業の収益見通しを引き下げたため。ただ、同社は収益性の改善に向けた施策やテレビ番組制作、メディアネットワーク事業の拡大に取り組んでおり、映画分野は将来の利益成長を見込める重要な事業である、としている。

インターネットの動画定額視聴の成長により、DVDやダウンロード販売の市場が縮小し、収益性が低下して保有する営業権の価値が減少したため、とのこと。

ですが、『スパイダーマン』など大ヒットコンテンツを保有していますし、音楽、映像などエンタメ事業は今後も成長事業としてソニーの柱の1つとしてみなされているようです。

ちなみに上の予告編、ソニー・ピクチャーズによる『スパイダーマン ホームカミング』は2017年7月7日全米公開。日本公開は2017年夏の予定。

過去にこんなニュースもありました

ソニー・ピクチャーズ、『スパイダーマン・ユニバース』構想を明かす。マーベルとの関係は好調!

2016年6月25日 | oriver.cinema

そもそもマーベルとの提携以前、ソニー・ピクチャーズは『スパイダーマン』に関する作品をいくつか計画していた。

たとえば『アメイジング・スパイダーマン3』や、シリーズの悪役が集合する映画『ザ・シニスター・シックス』は製作が始まっていたし、サム・ライミ監督の『スパイダーマン3』に登場したヴィラン・ヴェノムのスピンオフや、スパイダーウーマン・チームを描いた作品も噂されていたのである。しかしこれらは『アメイジング・スパイダーマン2』の興行的失敗によって保留・中止となった。

すなわち「スパイダーマン・ユニバース」とは、計画がありながら実現しなかった作品を再始動させるプロジェクトだといえるのかもしれない。うまくいけば、あらゆるシリーズのスパイダーマンが大量に登場するアメコミ『スパイダーバース』も……ひょっとしたら実写化される?



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