映画・映像関連の倒産増加 「君の名は。」「シン・ゴジラ」ヒットの裏で……

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映画・映像関連の倒産増加 「君の名は。」「シン・ゴジラ」ヒットの裏で……

2017年1月25日 | 出典:ITmedia ニュース

帝国データバンクはこのほど、2016年の映画・映像関連産業の倒産件数は前年比12.5%増の27件だったと発表した。「君の名は。」「シン・ゴジラ」など映画のヒット作に恵まれた半面、メディア環境の変化により厳しい経営環境にさらされる制作企業は少なくないという。
(中略)
 配給会社の倒産は1件もなかったが、制作会社の倒産は前年比18.2%増加。「ALWAYS 続・三丁目の夕日」などのプロデューサーが代表を務めたクロニクルや、「さくらん」などに携わったプロデューサーが代表を務めたフェローピクチャーズなどが倒産した。

帝国データバンク プレスリリース

映画・映像関連企業の業績・倒産動向調査 業績好調も倒産は増加
~ 『君の名は。』などヒットの影で中小制作は苦戦 ~

2017年1月24日 | 帝国データバンク

『君の名は。』『シン・ゴジラ』など話題作が多かった2016年の映画業界。一般社団法人 日本映画製作者連盟によると、2014年以降連続で国内の映画興行収入は増加しており、好調が続く。その一方で、過去にヒットした映画の制作などに携わった企業の倒産も発生した。また、近年のメディア環境の激変や景気の低迷から、厳しい経営環境を余儀なくされている映像制作会社なども少なくない。

こうした状況を踏まえて、帝国データバンクでは、映画・映像関連企業の業績および倒産の動向について調査・分析を行った。


制作・配給・映画館いずれの業種も前年度比7%前後の伸びを見せており、ここ数年で市場規模は拡大しているが、従来のテレビを中心としたメディア環境が激変、映像制作会社にとって大きな取引先であるテレビ局からの受注減少や、ここ数年の景気低迷の影響からクライアント企業の経費削減などの理由から業績が低迷、倒産に至った制作会社も散見されたという。

・帝国データバンク ニュースリリースより

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