ジョージ・ルーカスによるルーカス博物館 LAに設立

元記事

George Lucas is Building a Museum of Narrative Art in LA

2017年1月12日 | 出典:No Film School

The Lucas Museum of Narrative Art, home to more than 40,000 film-related pieces, will open in 2021.
George Lucas has been trying to build a museum to house his extensive collection of art related to cinema history for almost a decade. Now, his vision will be realized.

ルーカス博物館 LAに

『スター・ウォーズ』シリーズで知られるジョージ・ルーカス所蔵の映画の歴史に関するアートコレクションや最先端映像技術を披露する博物館がついに建設。

映画の衣装や小道具、絵コンテや絵画に至るまで40,000点以上の作品などが展示される”The Lucas Museum of Narrative Art”がロサンゼルスのExposition Parkに設立される見通し。

これまで、博物館の建設先はルーカスフィルムやILMがあるサンフランシスコ、また、シカゴが検討されていたが、いずれも頓挫していた。

今回建設される予定のExposition Parkの目の前には、ルーカスの出身校で全米最古のフィルムスクールとして有名な映画芸術学部を擁する南カリフォルニア大学もあり、ハリウッド擁する映画の街ロサンゼルスを象徴する博物館になるかもしれない。

どのような博物館になるのか Narrative Artとは?

公式サイトによると、世界的に有名な新進アーティストのパフォーマンスや、最先端のデジタル技術の展示、最先端の劇場での毎日の映画上映が行われ、若者から高齢者まであらゆる年齢層への特別な教育の機会を与える博物館になるという。

ロサンゼルス市のエリック・ガルセッティ市長は、「これはスターウォーズ博物館ではない」と声明で明らかにしており、The Lucas Museum of Narrative Art公式サイトでも、”Narrative Art”(直訳すると、物語芸術)「物語」をコンセプトとし、視覚芸術の中でどのようにストーリーテリングが機能するかを探求するという。

また、世界でも最高のストーリーテイラーとストーリーメーカーがいる都市の物語のコレクションです。この博物館には、映画の記念品だけでなく、ルーカスのパーソナル・アート・コレクションや作品にインスパイアされた作品などが収蔵されています」とも述べている。

ジョージ・ルーカスによる 視覚芸術の博物館

ジョージ・ルーカスは博物館について、「絵画、イラストレーション、写真、映画、アニメーション、デジタルアートに焦点を当て、視覚的ストーリーテリングの力を世に知らせることになる」と述べ、映画だけでなく絵画や漫画、写真など多くの芸術の形でそれらの作品の物語を体験できるものになると伝えている。

設立のための建設、収集、寄付などは全てルーカスとその家族によって資金が提供される。

275,000平方フィートの近未来的なデザインの博物館は中国の建築家マ・ヤンソンによる設計。

2021年オープン予定。

関連情報リンク

The Lucas Museum of Narrative Art 公式サイト(英語)

公式サイトでは設立のメッセージはもちろん、コレクションとして展示予定のスケッチなどを確認することが出来る。

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