4DX、全世界で動員1,500万人、興行収入2億ドルの過去最高成績を記録

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体感型アトラクションシアター4DX、2016年は全世界で動員1,500万人、興行収入2億ドルの過去最高成績を記録

2017年1月12日 | 出典:PR TIMES

体感型アトラクションシアター4DXは、動く座席や風・水・香りなど様々な特殊効果を備えた最先端の映画館上映システムです。4DXは2016年に全世界で動員1,500万人、興行収入2億ドルの過去最高成績を記録。前年比、動員は20%、興行収入は25%のアップとなりました。
※2015年度の動員1,200万人、興行収入1億6,000万ドル
※動員数、興行収入はCJ 4DPLEX社調べ

4DXは2009年にCJ 4DPLEX社が開発。各地で急速に導入が進み、2016年は全世界で127スクリーンが導入されました。これは1年を通して毎週新たに2つのスクリーンが導入されたという計算になります。現在では全世界で44ヶ国350スクリーンに導入されています。
また2016年には4DXの座席数も3万席から4万3千席へと増加しました。

日本:

2016年には日本でも急速に普及し、新たに16の4DXスクリーンが生まれました。現在、全国で49シアター、5,100席が稼働しています。

また昨年公開され大ヒットした『ガールズ&パンツァー 劇場版』は4DX版も大きな成功を収めました。昨年2月20日から4DX版が公開され、公開初週の週末成績は90%の客入りを記録し、その後何度も再上映されました。

アメリカ:

大きなニュースとしては、アメリカ最大のシネコンチェーンであるRegal Cinemasとパートナーシップ契約を結び、4DX市場の拡大を進めたことが挙げられます。2016年、Regal Cinemasはニューヨーク市にとって初となる2つの4DXシアターをオープンしました。

2016年後半には、Regal Entertainment Groupとの同意書にサインし、2018年末までにアメリカでさらに17の4DXスクリーンを設置することになりました。この同意書により、Regalでは合計20の4DXスクリーンが導入することになります。最初の2つは、シアトルとオーランドでオープンする予定です。

これに加えて、南カリフォルニアではCinepolis系列の2つの映画館ともパートナーシップ協定を結び、市場を拡大しました。

中国:

中国は、世界で最も広い範囲で、そして早いスピードで4DX市場が拡大している国です。2015年末時点では、わずか50のスクリーンしかありませんでしたが、2016年に61のスクリーンが加わり、合計で111となりました。

2016年には、Wanda Cinemasと契約を結び60スクリーンを増やすことを決めました。また、SFC(上海フィルムコーポレーション)とも協定し、3年以内に20以上の4DXシアターをオープンする予定です。

さらに、Yaolaiの最重要都市でも4DXシアターをオープンしました。そのなかには、中国での興行収入がトップであるYaolai Wukesong International Cinema Beijingも含まれています。

ヨーロッパ:

ヨーロッパでも4DXは大きく躍進しました。フランスとノルウェー市場には初めて進出し、フランスではPathe社、ノルウェーではNordisk社と契約を結びました。両社とも、2017年初頭に4DXスクリーンをオープンする予定です。西ヨーロッパ、北ヨーロッパともに、2017年にはさらに市場を拡大する計画となっています。

4DXの今後:

CJ 4DPLEX社は、ダイナミックなライド装置やシミュレーターの開発に精通する会社SIMULINE社との合併も果たしました。今後は、VR(バーチャルリアリティ)やアトラクション業界との事業の拡大を予定しています。

最近では韓国で4DX VRを用いたハリウッドの映画予告を体験するイベントを初めて開催しました。動く座席と特殊効果、そしてVRヘッドセットによって、体感型の予告編を可能としたのです。

CJ 4DPLEXの最高経営責任者、Byung-Hwan Choiは「2016年に4DXは記録的な動員数と興行収入を達成し、新しい分野を開拓しました。これは大きなステップであり、わが社は来年も4Dシネマ市場の中心となっていくだろうと確信しております。現在の栄光に満足することなく、今後はよりそのスピードを速めて市場の拡大を目指します。そしてVRやアトラクション業界にも進出し、世界規模でビジネスを展開していく予定です。」

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