パナソニック、米ディズニーと提携 プロジェクター技術を提供 2020年東京五輪を見据える動き

元記事

ウォルトディズニーワールドリゾート、ディズニーランドリゾートと戦略的提携関係を締結

2017年1月5日 | 出典:Panasonic プレスリリース

パナソニック株式会社とウォルトディズニーパークス&リゾーツは、パナソニックのプロジェクション・イメージングテクノロジーが、ウォルトディズニーワールドリゾート(フロリダ州レイクブエナビスタ)と、ディズニーランドリゾート(カリフォルニア州アナハイム)の 「公式プロジェクション技術」として認められたことを発表しました。この提携合意により、ディズニーは上記 2 つのリゾートで、マーケットをリードするパナソニックの最新のプロジェクターを、先進の映像処理技術やレンズソリューションとともに使用することが可能となります。

パナソニック社は昨年のリオ五輪で、110台以上の機器を使ってプロジェクションマッピングをおこなっており、この際の出演者の影を目立たせない光の照射や映像の中断を防ぐバックアップ体制などの技術や信頼性は高く評価されています。

 

今回、ディズニーへのプロジェクター技術や最新映像技術の提供は、3年後に差し迫った2020年東京オリンピックへの下準備、そしてその先の技術発展を見越したものといえます。

「影を消せ」開閉会式演出の裏に技術の挑戦 パナソニックの映像機器、リオ五輪盛り上げる

2016年8月22日 | OVO

同時に、企業戦士はしたたかでもある。財政難の大会組織委員会の要望により、開閉会式の経費が大幅に削られたことが、少ない予算で最大の効果を上げるという課題のクリアにもつながったという。そして、今回はランプのプロジェクターが中心だったが、密かにレーザーの新製品も試した。ランプは切れやすく維持も難しい。しかし、レーザーは寿命が長い上に切れないという安心感がある。2020年の東京オリンピックをにらんだ時、レーザーの効果は絶対に試しておきたいことだった。
(中略)
自社の映像音響機器に自信を深めた3人は奇しくも同じビジネスモデルを描いていた。より小型になりながら繊細な画像、迫力ある音声を伝える自社の機器を、最大限に生かせるのがエンターテインメント業界だということを。

また、同社は、スタジアムにおける観客との一体感を出した映像演出や、ディスプレイ広告の効果を実証実験する狙いのもと、Jリーグ ガンバ大阪の本拠地でもある、大阪府吹田市の吹田スタジアムに昨年10月末、248枚のディスプレーを柱や壁に張り巡らせたり、

プロ野球 東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、仙台市の楽天koboスタジアム宮城においても大型ディスプレーの設置をしたり、最新の映像撮影、配信技術を整備しています。

映像演出×運営でエンタメビジネス実験 パナソニック

2017年1月5日 | NIKKEI

 楽天koboスタジアムはパナソニックにとって「エンタメ技術」の粋を集めた実験場だ。映画撮影に使う高性能カメラ3台を含む計32台の中継カメラを設置した。4Kカメラを使うのは日本のプロ野球で楽天が初めてだ。

五輪で採用されたビデオサーバーを導入したほか、最新の特殊効果装置を使って球種や飛距離をすぐにスマートフォン(スマホ)などに送る。1球ごとにボールの軌道を線で示すほか、ストライクゾーンを四角で囲むなど視覚に訴える加工をして瞬時にSNS(交流サイト)に配信できる。

演出の心臓部は一塁側スタンドの一画を占めるコントロールルームだ。約10億円を投じて2016年に完成した。

総務省による2020年東京五輪に向けた技術ロードマップ にもスタジアムや屋外での映像体験をさらに革新的なものにするようなプランが組み込まれており、ゆくゆくはそれに沿った形とるのではないでしょうか。

国際オリンピック委員会のTOPプログラムが始まった1988年カルガリー冬季五輪以降、2024年オリンピック大会までの長期パートナーシップに調印している同社において、2020年の東京五輪につなげることはもちろん、今回のディズニー社との提携で現場及び技術的ノウハウを蓄積し、エンターテインメント業界でのさらなる躍進につなげる狙いがありそうです。

「ドバイ フェスティバル シティ」に高輝度プロジェクターを納入~常設としては世界最大規模のプロジェクションマッピングを実現

2016年12月28日 | PR Times

パナソニック株式会社の中東・アフリカ地域マーケティング会社であるパナソニック マーケティング ミドルイースト・アフリカ有限会社は、アラブ首長国連邦の同社総代理店 アルフタイム パナテック社と共に、プロジェクションマッピングに適した高輝度プロジェクターを「ドバイ フェスティバル シティ(以下、DFC)」に納入しました。このプロジェクションマッピングは常設としては世界最大規模で、DFCのフェスティバルベイに面するインターコンチネンタルホテルの壁面5,167平方メートルと、ウォーターフロントの噴水をウォータースクリーンとした2,808平方メートルに投影されます。
また、ウォータースクリーンとしては、世界最大の投影面積として、2016年12月26日にギネス世界記録(TM)に認定されました。

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